191215 サラリーマンの悩みを解決する方法を考える
世間一般のサラリーマンの悩みを解決する方法を私なりに考えてみました。
私が見てきた景色をもとに解決策を検討した結果であり、万人に当てはまるものとは考えていませんが、サラリーマンをしている人で同じような悩みを持っている人がいれば参考にしてもらえば幸いです。
1.日本のサラリーマンの現状と悩み
別記事でも紹介している通り、日本のサラリーマンは仕事に対してやる気がなく、転職も起業も希望しません。
また自己研鑽もしておらず、囚人のような暮らしをしている人達です。
私の周りにいたサラリーマンもほとんど同じような人達です。何か元気がなく、仕事もやらされている感のある人達です。
彼らの悩みはだいたい次の2点です。
・お金の心配(だから嫌でも仕事を続ける)
・仕事がつまらない(でも生活のために続ける)
それでは、この悩みを解決するにはどうすればよいのでしょうか。
上述の悩みの解決策は次の2つです。
・お金の心配をなくす
・夢中になれることを仕事にする
2.お金の心配をなくす方法
ほとんどの人が将来の心配ばかりして今を犠牲にしています。
そして労働力を売って賃金を獲得しています。この状況を変えるために解決策を考えてみました。
生活費の安い国で暮らす
所得を増やさなくても生活費を下げることで豊かな暮らしを送ることができます。気温の温かい東南アジア諸国であれば、のんびり仕事をしながら暮らすこともできるはずです。定年後に移住して暮らしている高齢者もいます。
日本で暮らすという考えを捨てれば、ある程度貯蓄ができた時点で移住するのもありです。
ただ、近年の傾向はオーストラリアやマレーシアなどの国は中国人移住者が多く、この対策としてビザ発行のハードルを高めにしつつあるようです。中国人も中国政府の支配から脱出したいようですね。
所得のポートフォリオを見直す
ほとんどのサラリーマンが勤め先の会社からの収入が所得のすべてになっているはずです。この所得のポートフォリオを見直して、勤め先への依存度を減らすのです。ポイントは、労働力を売るのではなく不労所得を得る方法を考えることです。不動産を購入して家賃収入を得る、何か副業を始める、外貨貯金して金利収入を得る、などです。
※株やFXなどはギャンブル要素が強いのでお勧めしません。
こうすれば、会社への依存が下がり会社を辞めるハードルが下がります。また仕事に対しても精神的な余裕が持てるようになるはずです。ここでよく考えてもらいたいのですが、 「サラリーマンが嫌ならば本気でお金を稼ぐ方法を見つけてください」 ということです。それができないのであれば、一生今の生活から抜け出すことはできません。私が見る限り、そういう本気意識がある人は少数です。
無駄遣いをなくす
お金の悩みは収入と支出のバランスです。所得が少なくても支出を下げれば、お金に縛られない生活をすることができます。給料を増やすことは簡単ではないですが、支出を減らすことはやろうと思えばできます。
家計を見直すことで、給料を増やすこととと同じ効果が期待できます。普段必要と思っていることでも、削減できる支出はたくさんあります。
- 例)家賃の安い物件に引っ越す
- 例)無駄な交際費を減らす。(職場の飲み会、不要な外食など)
- 例)自動車所有をやめる
- 例)携帯電話料金の見直し
- 例)お金のいらない趣味を持つ
- 例)飲酒、喫煙をやめて健康を維持する(将来の医療費が減ります)
3.問題を自責でとらえる
状況を改善するための考え方ですが、まずはすべてを自責でとらえてみてください。
- 上司が悪い
- 他人が悪い
- 状況が悪い
などと、不満を言う人の大半が他責の考え方です。 私の経験からすると8割以上の人が当てはまると思います。そんな状況を打開するためには自分の行動を見直さなくてはなりません。 その状況嘆いても状況は改善しません。自分で解決する努力をしなけれは、いつまでたってもそこから抜け出せません。
解決策1)自分の能力を高める
仕事の実行能力、マネージメント能力、交渉力などがあれば困難な状況を切り抜けることができます。たいていの仕事は、誰にでもできるようになっています。超天才にしか務まらない仕事というのは、世の中にはごくわずかです。
自分がその会社に採用されたのであれば、その仕事をこなす基本的な能力は備わっているということです。あとは試行錯誤しながらこなすだけです。うまくいかない状況に直面した時は、何が原因で、どうすればその課題を解決できるのかをよく考えてみてください。
部下を持ってマネージメントする立場になると、考え方は変わります。部下の失敗もすべて自分の責任になります。部下のマネージメントやリスク対策を含めてマネージャーの仕事の品質になります。「他人が悪い」と判断する前に状況を解決できない自分の責任として考えてみてください。
解決策2)その集団を抜け出す
どうしても個人の努力では解決できない状況も存在します。例えば、組織の考え方や同僚のレベルが低い場合などは、少数の優秀な人材が消耗するだけです。赤字社員を解雇して、優秀な人材を採用するということができれば状況を変えることはできますが、残念ながら現在の日本社会では認められていません。
そんな時は状況を嘆きたくなるものです。若者が「使えない中年社員」に対して嘆く状況はわかります。
こういう状況でも自責で考えてみてください。
- なぜ入社前にその状況を想定できていなかったのか
- なぜ自分がそういう人たちと一緒に仕事をしないといけないのか
- なぜ自分がその集団から抜け出せないのか
例えば、他に所得があればその仕事を辞めることは簡単です。
おそらく、それが簡単にできないから状況を嘆いているのだと思います。
ならば他にお金を稼ぐ方法を見つけて、その会社に依存しない方法を考えればよいのです。
4.夢中になれることを仕事にする
一日の大半の時間を費やす仕事がつまらないものであれば、充実した生活を送ることは不可能です。本人の意識の持ち方次第で、物事の見え方は変わります。面白かったことがつまらなくなったり、つまらないと思えていたことが面白くなったりします。ポイントとして、何事も不変ではないということです。
最初は面白かった仕事が5年後には退屈に思えることはよくあることです。その逆のパターンはあまりないかもしれませんが。役職が上がって仕事の見え方が変わることもあれば、同じ役職のままで同じ仕事を続ける人もいます。ここでのポイントは、 「同じ仕事に一生を費やす必要はない」 ということです。
日本では、この考えを持っている人が極めて少ないように感じます。仕事が嫌でも、その状況を変える努力をせず、嫌な状況を受け入れつつ不満ばかりを言う人たちです。行動しなければ物事は変わりません。自分の心に素直になって、自分が何を求めているのかを理解する努力をしなくてはなりません。
周りの人を見ていても、行動できる人は少数です。家族のせいにしたり、職場のせいにしたり、自分にはできないと言い訳をしたり、やる前から諦めている人がほとんどです。だから、いつまでたっても変われないのです。失敗してもいいのです。最初は誰でも失敗から始まります。失敗から成功するためのヒントを得るのです。
どうしても行動できない人にお勧めしたいのが、環境を変えてみることです。同じ集団に長く所属していると慣れ親しんだ家族のようになり、刺激を受けることがなくなります。自分の姿も客観的に見えなくなります。思い切って知らない集団に飛び込んでみれば、少し自分のことが客観的に見えるようになります。周りに自分を知っている人が誰もいない環境というのは、自分を相手に理解してもらうための努力を必要とします。その過程で少なからず自分を振り返る機会を得ることができます。
夢中になれることがいきなり仕事になるとは限りません。それでも夢中になれることが見つかれば、毎日が充実した気分になります。仕事にもポジティブな効果をもたらします。何かに夢中になると、仕事のストレスなどどうでもよく思えてきませんか?その道で優れた成果を出すと、意外なところで職業に結びつく場合もあります。例えばユーチューバーです。趣味で投稿したことがきっかけであっても、所得が安定して仕事を辞めて専属で動画配信をしている人は大勢います。行動を起こせば何かが変わるきっかけができます。
5.まとめ
最後に私個人の意見を述べておきます。
世界的に見れば、日本は恵まれているほうです。
ところが日本の会社員はあまり幸せそうに見えません。
多くの日本人サラリーマンはその原因がお金だと思っているようです。
私はあまりお金に執着はなく、金銭的な満足感が人を幸せするとは考えていません。
(巨額の富を手にしても、不幸な人生を送っている有名人は大勢います)
会社に判断を任せるのではなく、自分で考えて自分が幸せを感じられる方向に向かって行動することです。
何か熱中できることを持つことが幸せになる秘訣だと信じています。
そんなことを考えながら毎日を過ごしています。
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