200512 ひたすら働かないといけないような職場はよくない理由

今回は「ひたすら働かないといけないような職場はよくない理由」テーマで話をします。 日本では勤労が美徳とされる考え方があるため、自分を犠牲に働くことがよいことだという認識があるかもしれません。私も同じように考えていた時期もあります。ところが、徐々に世の中についての知識や構造が分かってくると考えは変わりました。

このテーマで話をする前提条件として、

以上を踏まえてモデル事例を挙げると、次のような場合です。

事例1)接客営業
例えば、お店の営業時間を確保するために従業員を配置する行為です。 たいして客が来ないにもかかわらず、時間中は誰かが対応する必要があるため、ただ店にいるだけで何もすることがないというような状況です。

事例2)
エンジニアの新規開発案件で、仕事ボリュームに対してリソースが明らかに不足している場合で、担当エンジニアが残業や休日出勤で対応していて、この状況が数年間続いているような場合です。

ひたすら働かないといけない状況の問題点

問題点をあげます。
慢性的に業務処理能力がなく、リソース配分が悪いことを認識していながら対応できていないということになります。 リソースを増やせば固定費があがることも事実で、短期的には残業で対応することは正しい経営判断です。ところが、数年続くようでは問題です。
※ベンチャー企業のような環境ではありえます。 仕組みができていない職場では仕事は山のようにあります。 ルーティーンも出来上がる前なので、仕方がありません。

ところが、それなりの規模になってもまだ従業員を酷使するような労働環境であるのであれば、経営者の問題です。少なくとも正しく実務レベルを把握できていないことになります。あるいは意図的に従業員を酷使することで利益を上げるとしか思えません。

優れた人物、組織は常に余裕を持っておく

優れた組織では、資金や人材や日程的な余裕を持っています。
物事は想定通りにいかないことの方が多いものです。そういったときでも対応できるように余裕を残しておくものです。上述したような余裕がない組織の場合は、有事の迅速な対応ができません。

逆に余裕がありすぎるのは、問題を引き起こします。余裕がありすぎると、それが日常になってしまうため長期的には組織の体力を落としてしまいます。毎日5キロ走っているランナーが6~7キロ走ることはできますが、走る距離が1キロになった期間がしばらく続くと6~7キロ走ることはできなくなってしまいます。これと同じです。

ひたすら働かないといけない状況は問題ですが、余裕がありすぎる状況も問題です。

ゾンビ企業として生き延びる会社の特徴

最近「ゾンビ企業」という表現が利用されるようになっています。
簡単に説明すると、 健全な利益を出せていない状態で融資を受けて、事業活動を継続している会社のことです。雇用を守るという点では価値のある行動かもしれませんが、これはただの延命処置です。
※社会インフラを受け持つ会社や雇用喪失に大きなインパクトを与える大企業は議論の対象外とします。

会社経営とは利益を生み出さなければ継続できないのです。人材、資金、設備、その他のリソースをうまく利用して、市場が認める価値を提供して売り上げをあげてそこから利益を生み出さなくてはなりません。 簡単ではないですが、その努力を継続して結果で評価されるべきなのです。利益を出すことができないのであれば、その事業から撤退して別の事業を開拓するか、生産性を改善して利益を生み出せる状態にするか、会社自体を解散してしまうべきなのです。 成人した人が経済的に自立して生活することが理想であるように、会社組織も自立した状態になるべきなのです。

そういった会社では、上述したようなひたすら働かないといけないような状況に陥っている場合があります。たいして何の役にも立っていないような仕事や効率の悪い仕事です。



以上簡単ですが、ひたすら働かないといけない職場はよくない理由を紹介しました。もし自分がそういった状況にいるとしたら、なぜそうなっているのかをよく考えてみてください。もしかしたら、もっと別な部分にリソースを投入するべきかもしれません。

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