200212 物を買わないこと、持たないことのメリット

今回は「物を買わないこと、持たないことのメリット」というテーマで話します。
個人的な話になりますが、私は部屋の荷物が少ない方です。若い頃から特に欲しいものがなく、今に至っています。
そんな自分の過去を客観的に振り返りつつ、ものを持たないことのメリットを考えてみました。

誤解のないように断っておくと、節約や貯蓄を推奨するつもりは全くありません。
そうではなくて、本来伝えたいことは「余ったお金や時間をもっと別のことに投資すること」です。

【目次】

  1. 物を買ってこなかった理由
    • 物欲がなかった
    • 部屋が狭かった
    • 引っ越し頻度が多かった
  2. 物を持たないことのメリット
    • 不要な出費が減る
    • 不要な手間と時間が減る
  3. 物を持たないための工夫
    • 交通機関の便利な場所や職場の近くを探して住む
    • 本当に必要かどうかよく考える
    • 本当に必要なのは物を所有することではなくサービスのはず
  4. まとめ

物を買ってこなかった理由

私は物欲がほとんどないのですが、過去の自分を振り返ってなぜ物が少ないのかを考えてみました。理由は次の3つです。

物欲がなかった

一番の理由はこれですね。若い頃は服装、車やバイク、電化製品など、ものに興味を持つ人はまわりに大勢いました。ところが、私はなぜかほとんど欲しいものがありませんでした。若い頃はたまにCDとスポーツウェアを買うくらいでした。スポーツウェアは運動していた兼ね合いです。20代後半以降は本くらいしか買いません。本も電子書籍なので、物理的な「物」は買っていないことになります。

部屋が狭かった

これも多少なり影響していると思います。20代後半まではワンルームに住んでいて、物を置く場所が限られていました。部屋が狭くなるのも嫌だったので物を増やしませんでした。一度海外で生活すると、いかに日本の住宅が狭いわりに高額かということが分かります。 私は若い頃からこの違いに気付いていました。
※広い部屋で暮らしていたら、もしかしたら考えが変わっていたかもしれません。

引っ越しが多かった

これも無意識のうちに作用していたはずです。学生の頃から今までで8回ほど引っ越しをしています(※30代にしては多い方だと認識しています)。理由は就職や転勤、転職などです。どの場所も一生住むつもりで引っ越しなどしていませんでした。また、最初に勤めていた会社も出張や転勤が多かったことや、昨今の経済情勢を考えても同じ場所に安住など考えられません。



こんな背景のおかげだと思いますが、いまになっても荷物を持たない暮らしが続いています。私が持っているのは必要最低限の衣類と必要最低限の家具だけです。テレビも持っていません。ステレオもありません。パソコンはノートパソコンでたいして邪魔になりません。車も持っていません(自転車すらありません)。これでも過去10年くらい特に不自由なく暮らしています。

物を持たないことのメリット

物を持っていないことで良かったと感じる点がいくつかあるので紹介します。

不要な出費が減る

自動車を例にとってみます。

  • 購入費用がなくなります。
  • 保管費用・メンテ費用がなくなります。
  • 不要な税金(消費税、重量税など)を払う必要がなくなります。

※家電や家具の場合は廃却時に運搬費用や廃却費用がかかります。

このように所有することには必ず費用が発生します。

不要な手間と時間が減る

物が溢れている場所を想像してみてください。自宅、職場、スーパーや百貨店などどこでも構いません。
何か必要なものを探す時に必要以上の手間がかかります。本来簡単に見つかるべきものを見つけにくくしています。

どこにあるかわかりにくい ※これが一番の無駄です

欲しいものを探すときの手間(時間)を浪費していることになります。
また小さなストレスの原因にもなります。

例えば、コンビニとスーパーで物を買う時の手間を考えるとわかりやすいと思います。コンビニの場合は歩行距離も短く、置き場も決まっているので5分以内には買い物を終えられるはずです。一方でスーパーの場合、広い店内を歩き回って探さなければなりません。スーパーに買い物に行って5分で買い物を済ますなどということは不可能ではないでしょうか。
注)物が溢れている状況の一例を示しただけで、コンビニでの買い物を推奨しているわけではありません


この手間と時間はなかなか目に見えにくい指標ですが、お金と同様に生きていく上での大切な指標です。
時間は誰にも平等で決まった時間しか持てません。無駄にすることなどできないのです。

物を持たないための工夫

とはいえ、物がないと不便なことも事実です。そこで、物を持たなくても済む方法をいくつか紹介します。

交通機関の便利な場所や職場の近くを探して住む

地方でもバスや電車などの公共交通機関が利用しやすい場所を探せば、たくさん物件はあります。スーパーやコンビニも歩いて行ける場所を探します。大きな買い物をするときは車を借りるかオンラインで購入すれば配達してくれます。どうしても車が必要であれば、レンタカーを借りてもいいですし、近年は民間人同士のカーシェアリングサービスもあります。


本当に必要かどうかよく考える

何かを買うときに衝動的に欲しいだけかどうかということです。
はたして1年後や2年後にも同じ購入欲が継続しているのかよく考えてみてください。私が人間観察する限りは、購入することが目的、お金を使うことが目的、という人がいます。働いて稼いだお金を何かに変換することで快感を覚える人です。 お金を使うという行為がストレス解消になっているのであれば、それは本人の自由ですが・・。  

本当に必要なのは物を所有することではなくサービスのはず

自動車を例にあげて話をすると、多くの人は自動車単体が欲しいわけではなく、「移動するサービス」が欲しくて車を購入しているはずです。車を購入するという手段を取らないと、移動することができないので買っているはずです。

海外生活で見てきたことを少し紹介すると、

  • 炊飯器がなくても鍋でコメを炊くこともできます
  • 選択竿を使用しなくても、紐をかけておけば竿の代わりになります
  • 給湯器がなくても電子レンジで熱湯を準備できます
  • バスを利用している人は大勢います(日本ほど鉄道路線が発展していない)

こう見ると、意外にも物がなくても不便にならないと思いませんか?
そのサービスを果たすための別の手段がないのか、よく考えてみることです。
意外とどうにでもなるものです。



まとめ

最後にまとめます。
どういう生活スタイルを持つかは本人の自由ですので、各人が判断してもらえばよいのですが、物を持たなくても便利な生活を送ることはできます。物を持たないことで不要なストレスから解放されることもあります。
物を増やさないためにも、買う段階で本当に必要かどうかよく考えてみてください。
何年も使用していないものは思い切って処分してみると、部屋が広くなり気分も少し変わると思います。
そうすれば、余ったお金や時間をもっと別のことに有効活用することができるようになります。


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