200227 日本の不動産賃貸契約が変だと感じる5つの理由

先日、引っ越し回数が多かったので物を購入しなくなったという話をしましたが、引っ越すたびに日本の不動産契約は変な部分が多いと感じるので、今回取り上げました。数ヶ国の海外生活での賃貸経験を踏まえていくつか抜粋します。
※不動産会社への文句ではありません。事実の描写です。

賃貸契約時に発生する敷金や保証金

まず敷金や保証金です。
清掃費という名目で徴収される場合も含めて、家賃以外で契約時に負担しなければならない費用一式をまとめます。これらがいかに無駄な出費になっているか説明します。

保証金というものは海外でもありました。
ただし、これはあくまでも家賃滞納を想定したもので家賃1ヶ月分です。(週払いの時は1週間分)
退去時までに滞納がなければ、最終月の家賃で相殺されます。あるいは退去時に返金されます。海外の場合、結果的に初期に負担する費用はゼロです。海外の賃貸の部屋はそれなりにきれいです。壁紙を張りなおしたり、専門の清掃業者が正装したような清潔感はありませんが、ほとんどの人はそこまでの清潔レベルを求めていないと思います。
※海外の室内土足文化を考えてもらえれば、ある程度感覚が分かると思います。
 日本のような潔癖レベルで仕上げる必要など、そもそもないからです。


一方で日本の場合は家賃1.5ヶ月分くらいの費用を、清掃費、保証金、敷金などの名目で徴収されています。
本当に無駄だなと感じます。

仲介手数料

これも変な仕組みです。不動産会社は、この仲介料を借主からも貸主からも徴収しています。

例えば、私が物件を借りたとすると、家賃1ヶ月分相当の手数料を私からも徴収していて、同じように家賃1ヶ月分相当の手数料を大家からも徴収しています。私のように即断即決の人が契約した場合は、不動産業者の手間は2~3時間です。それで家賃1月分の手数料を請求します。

海外ではこのような仲介手数料はありませんでした。
※あいだに代理店が入る場合がほとんどないというのも海外の特徴です。

不動産会社の収入源は管理費収入です。大家が直接不動産の運営(物件清掃、トラブル対応、家賃の徴収など)をできないので大家に代わって不動産を経営します。代わりに一定の費用を大家から徴収しています。これが主な収入源です。わざわざ客引きの時に、高い仲介料をとらなくてもよいはずです。ほんとうに変な仕組みです。


年間契約の契約更新料

不動産によっては契約更新というものがあります。
2年おきに契約更新などで1万円や2万円の費用を請求する場合です。これも全くの意味不明です。
契約更新自体があるのは構わないのですが、なぜこの費用が発生するのか、全く理解できません。



洗濯機や冷蔵庫などの大型家具

私が経験した海外住宅では備え付けされていました。
日本では一部の場合を除いて、部屋は空っぽの状態で借主がすべての家具を準備します。
この大型家具の準備が、引っ越しをする上での大きなハードルになっています。
購入するにしても運ぶにしても大きな費用がかかります。

私個人は家具備え付け希望です。
というのも冷蔵庫や洗濯機は機能さえ果たしてくれればなんでも良いと思うのです。

「どうしてもこのメーカーのこの機能が必要」という人は少ないはずです。
それならば物件に備え付けにしておいた方がよい気がします。その方が物件としての価値も高くなると考えます。
少なくとも私のような借主に対しては・・・。

照明やカーテンもない

これも変です。
大型家具までの負荷にはなりませんが、物件としての機能を果たすうえで必要最低限な備品です。
にもかかわらず、なぜ日本の賃貸物件は空っぽで貸し出すのでしょうか?
海外賃貸では照明を購入したこともありませんし、カーテンを購入したこともありません。
購入したのはテーブルとソファと電子レンジくらいです。



最後に

どうですか?日本の不動産は変な仕組みだと思いませんか?
いずれこういった変なひずみは淘汰されていく方向になると思います。
最近は家具付きの物件が少しずつ増えているようです。

少し前にOyo lifeというインドの会社が日本での家具付き不動産の事業を始めています。
引っ越し機会の多い人や荷物の少ない人とっては、ホテル感覚で宿泊できるこういった物件の方がありがたいはずです。
そういったニーズはあるはずので、個人的にはこの分野がもう少し拡大して日本の不動産業界の仕組みを変えてもらいたいと思います。


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