200801 私が電子書籍を勧める理由

今回は「私が電子書籍を勧める理由」というテーマで話をします。私はもともと読書が好きだったので、よく本を購入していました。以前は紙媒体の書籍をよく購入していました。当初はタブレット端末の存在も知っていましたが、わざわざ書籍のためにタブレット端末を購入する気にもなりませんでした。スマートフォンを持ち始めたのも2018年頃で、どちらかといえばアナログ人間です。

そんな私ですが、2013年頃ちょっとしたきっかけでタブレット端末を所有することになりました。それ以来、電子書籍の魅力にはまってしまい、ほとんど書籍は電子書籍で購入するようになりました。今回は電子書籍のメリットについて紹介します。

1.場所を選ばない

1つ目は場所の制約を受けないことです。
電子書籍はネットワーク環境とクレジットカードさえあれば、1クリックで購入可能です。当たり前の話に聞こえるかもしれませんが、人によっては大変便利なシステムです。

以前の私は海外出張が多く、長期出張に行くときは数冊の本を持参していました。移動中や現地の週末に本を読んでいたのですが、私のような人物にとっては電子書籍ほどありがたい仕組みはありませんでした。海外にいても日本の書籍を購入できるからです。

田舎に住んでいる人や近所に本屋がない人にとっても大変助かる仕組みです。さらに、都会に住む人にとっても、わざわざ本屋まで出かける必要がありません。移動時間や手間を考えると、1クリックでの購入できるということは大変ありがたいサービスです。

2.持ち運びの負担がない

2つ目は持ち運びに有利だということです。
タブレットやスマートフォンに電子書籍をダウンロードしておけば、物理的な制約はゼロです。従来の私のように長期出張時に本を持参する場合は、重量やスペースの制約があり、たくさんの本を持ち運ぶことは困難でした。ところが、電子書籍はその制約がありません。

これは自宅や職場においても当てはまります。購入した書籍を保管する必要がないので保管場所の心配がなくなります。本を棚に飾っておきたいという人もいるかもしれませんが、たいていの人はインテリアではなく、書物として楽しむために購入するはずです。読書ができるという点において、デジタルだろうと印刷物だろう本質的な違いはないはずです。

3.暗い場所でも読書できる

3つ目は暗所での読書に有利だということです。
タブレット端末自体が照明機能を持っているため、周辺環境が暗くても明るさを自動で調整してくれます。印刷物の場合はそうはいきません。周辺環境の影響をもろに受けます。
例えば、夜の移動(飛行機や新幹線)は紙媒体の読書に適していません。海外のホテルの室内照明は日本の照明に比べて暗く、読書に適していません。 視力の弱い人にとっては、目への悪影響を考慮して読書をためらうこともあるはずです。そんな環境下でも、電子書籍であれば目に負担をかけることなく読書をすることができます。これも大きなメリットです。

4.エコである

4つ目はエコであることです。
消費者視点で考えれば、書籍の値段くらいしか気にしないかもしれませんが、流通費用を考慮すると電子書籍の方が圧倒的に有利です。
まず、印刷費用がかかりません。配送費用もかかりません。販売店などの場所も不要です。 これまで当たり前のようにかかっていた販売費用がほとんどゼロで済みます。改訂する場合を考えても、電子版ならば制約はほとんどありません。

読者には何のメリットもないのでは?と思うかもしれませんが、そういった販売費用が下がるということは、書籍自体の値段も下げられるということです。これまでの印刷物の書籍に対して払っていた費用の何割かは、書籍そのものではなく流通費用です。

社会全体で考えると、中間コスト(印刷費用、配送費用、販売費用)をなくした方が環境負荷を減らすことができます。また、古書や売れ残りの廃棄費用も不要になります。



5.販売業者が倒産した場合に書籍データはすべて消失する

続いて、ここからは電子書籍のデメリットを紹介します。

デメリットの1つ目はデータの消失リスクです。
私はアマゾンで電子書籍を購入しているのですが、仮にアマゾンが倒産したり電子書籍ビジネスから撤退するようなことになると、私がこれまで購入したアマゾンの電子書籍はすべてなくなります。アマゾンが運営しているサーバーへアクセスできなくなるからです。

可能性としては極めて低いと考えていますが、電子書籍は運営元がサービスを停止すると書籍は読めなくなります。どうしても読みたい本ならば、他社のサービスを利用して再度購入すればいいと個人的には考えています。

6.専門書になると印刷物には劣る

デメリットの2つ目は専門書の少なさです。
専門書になると電子書籍に対応していない場合がほとんどです。そういう場合は、紙媒体のものを購入しています。今後は徐々に電子化されていくと思いますが、専門分野になると電子書籍は印刷物に劣っています。



以上、簡単ですが電子書籍のメリットを紹介しました。
ほとんどの人が本を集めることではなく、教養を得るために本を読んでいると思います。それならば電子書籍の方がいろいろな点でメリットがあります。

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