100820 Cuzco(クスコ)
今回の目的地はインカ文明の国ペルーです。
今回の場所はかつてインカ時代の首都クスコという町で標高3400mの高さにあって回りは山だらけ。
この山脈の景色を見ると南米に来たって感じがします。
かつてのインカの町は石造りで形成されていて、この町クスコも町全体が石壁、石畳で作られていて独特の印象です。
このインカウォールは耐震性にも優れていて過去2度の大地震すら切り抜けたとか。
スペイン軍による侵略後に作られた洋式建造物は崩壊したにもかかわらず、このインカの礎は崩れてなかったようです。
大小のさまざまな形の石のパズルを組み合わせて組み込む技術はすごいもので、大きいものでは100トン以上の重さだとか。よく運んだものです。
それぞれの石の形が疎らにもかかわらず壁として整然と立ち並ぶ姿を見ると当時の苦労が想像できます。
今となっては自動車が走っていますが、この町並みに自動車は似合いません。
少し町を外れると、リャマ、アルパカ、牛、犬、羊といった家畜と少数の人々がのんびり暮らしてたり、
100年くらい歴史をさかのぼっているんじゃないかとさえ思えてしまう。
それくらい今の日本の暮らしと比較すると違う。
途上国を旅行する1つの理由はこれで、少し歴史の勉強になります。
山頂に位置していることもあって空気も薄いし、着いた初日は呼吸をしても若干の違和感を覚えます。
普段運動しているので、多少空気が薄くても耐えられると考えていましたが、そうではなかったようです。
周りが山だらけなこともあって何箇所か山登りもしたんだけど、ちょっと動いただけですぐに息が切れてしまう。
心拍数も普段より増えてるし、ひどいときは頭痛さえ引き起こしてしまいます。
酸素が脳に届いてないんでしょう。いわゆる高山病ってやつで地上の人が運動するのは若干危険。。。