160728 Cuba(キューバ)

今回の行き先は社会主義国家キューバです。
特に目的はないのですが、興味本位で行きました。 メキシコシティから飛行機で3時間です。

小さい島国ですが、観光客は多く、空港はパンクしていました。 到着時も出国時もかなり長蛇の列を並ぶことになりました。 出国時には2時間くらいは余裕を見ておいた方がよいです。

他の国から来ている観光客に聞くと、意外にもフランスやスペインからも直行便があるようです。 インターネットで調べてホテルを予約したのですが、結果的にはあまりいいホテルではありませんでした。 一応3つ星でしたが、無線でのネットワーク環境はありませんでした。
※HPにはインターネットサービスとあったのですが、実際は2台のデスクトップPCがあって それを利用してくれとのこと。ところが、ホテル規模の割に2台だけなので、いつも埋まっていて 結局使用できませんでした。

エレベータもありますが、これも遅く、階層の割に台数が少ないので毎回5分くらいは待たされました。 7階の部屋でしたが、よく階段を使っていました。

余談ですが、当時の私は職業病で、旅先でも会社のPCを持ち歩いていました。 休みの日でも朝晩くらいはメール処理くらいはしていました。 この時もせっかく持ってきたので、隣の5つ星ホテルのロビーでお金を払ってインターネットを利用していました。 Wifi環境自体がほとんどないのですが、この隣のホテルは1時間のインターネットサービスで$10もかかりました。 ネットワークからログオフしてしまえば、後で残りの時間を利用できるのですが、何と高いことでしょう。

$10も払って、休日に仕事のメールチェックをしている自分がバカだなと思いながら、 メールボックスを開こうとすると、開けないのです。 当時の社内メールはGメールでしたが、Gメールにエラーが出ます。
「北朝鮮、キューバ、クリミアなどの国からはアクセスできません」という旨のものです。

この国は外の世界から遮断されているようです。 当時持っていた携帯電話(国際通話可能)も圏外でメールも使えませんでした。
このおかげで、何年ぶりでしょうか。3日間も会社のメールを全く見ないで過ごしました。 電話の着信もできませんでしたので、完全に仕事から自由の状態でした。

小さいスーパーに行っても陳列しているのは少品種を大量においています。 選択肢はないと思ってください。 例えば、歯磨き粉であれば1社の製品1種類のみ。 スナック菓子であれば、選択肢は3種類だけ。こんなイメージです。

資本主義経済が存在しない国を初めて経験しました。

車は60~70年代のアンティーク車。自動車を輸入できないようで、古いものを使いまわしています。 携帯電話は入手できるようです。もちろん、すべて外国製です。 クレジットカードはユニオンペイが主流です。中国の影響でしょうか。

現金を引き出すのも一苦労です。 私は普段現金を持ち歩きません。 たいていの国では、現地のATMで現地通貨を引き出せるので、そうしています。 ところがキューバではことごとくダメでした。珍しく現金で苦労しました。

おかげでインターナショナルバンクまでいくはめになりました。 そこで、クレジットカードで決済してキューバの通貨を揃えました。 タクシーなどはクレジットカードが使えないので、現金不足の状態は結構危険です。

街中のレストランにもwifiなんてもちろんありません。 街中にもスターバックス、マクドナルド、その他のチェーン含めて何もありません。 コカコーラすらありません。あるのは国内のローカルブランドのコーラです。

どうもこの国は世界との国交を閉ざしているようです。 メキシコと比べても50年は遅れているようにみえます。
   

     

ホテルの部屋から見た大西洋です。ヘミングウェイでおなじみの海です。

砲台側から見たキューバの街並みです。

Mojitoです。現地で飲むとうまいですね。こればかり飲んでいました。
キューバはラムの産地で、ラム酒が主要輸出品の1つになっています。

観光名物のアンティーク車です。おしゃれで乗っているのではなく、これしか車がないのです。

   

旧市街です。