191218 ものごとを継続するためのコツ

今回は「ものごとを継続するためのコツ」について考えてみます。
何か新しいことを始めても長続きしない人が大勢います。そんな人たちに継続するためのヒントを紹介したいと思います。
簡単に私の紹介をすると、仕事に関する専門性の勉強、語学、プログラミングなど、少ないプライベートの時間を使って継続してきました。継続は得意なほうで、継続するコツも理解しているつもりです。

【目次】

  1. 継続することが大切な理由
    • 継続により得られる成果
    • 継続による品質維持の効果
  2. ものごとを継続するためのコツ
    • 優先順位を見直すこと
    • 誘惑を断ち切ること
    • 日常の無駄を排除すること
    • 強い意思をもつこと
    • 習慣化してしまうこと
  3. 事例紹介と継続のコツ

継続することが大切な理由

継続することができれば、徐々に要領が分かってきます。最初は時間がかかっていたことでも短時間でできるようになります。 継続する案件(例えば、英語やプログラミングなど)によっては高いスキルが身に付きます。
世の中を見ると、継続している事例はたくさん見られます。

例)映画や楽曲
例)コンビニやスーパーの新商品
例)情報サイトのニュース記事

これだけ情報や商品が溢れる現代において、新しいものなど不要のような気がします。
例えば、コンビニの商品などは新製品でなくても売れると思います。それでも開発費や広告費をかけて新しい商品を販売します。 私はこの理由は2つあると考えています。

継続により得られる成果

1つは、継続することで成果(金銭的なものではありません)が得られるからです。
継続して小さな改善を積み重ねることで精度や品質が向上していきます。継続は自身のレベルアップなの手段です。
何度も繰り返している行動だからこそ、品質の高い成果を達成できるのです。

継続による品質維持の効果

もう1つは、継続しなければ品質を維持できないからです。
活動を止めてしまえば、腕が鈍ってしまい再びそのレベルに到達するには時間と労力がかかることを知っているからです。
つまり、何かのスキルを習得したとしても、それで終わりではなくて定期的にそのスキルのメンテナンスが必要なのです。


継続をやめた事例を1つ紹介します。
実務から何年も離れたマネージャーは実務をできなくなります(できる人もいますが、全体的な傾向としてはできなくなります)。 もともとは技術畑出身の人物でも、普段の仕事内容が大きく変わってしまうと元の状態に戻るまで時間がかかります。知識として理解していても実務としては機能しないのです。ただの評論家です。 現場レベルからはエンジニアとしてカウントされないばかりか、技術解決の期待をされなくなってしまいます。

ものごとを継続するためのコツ

それでは具体的にどういった方法論を採用すれば、物事を継続することができるのでしょうか。
5つほど継続するためのコツを挙げてみました。

1.優先順位を見直すこと

1つ目は優先順位を見直すことです。
選択肢や制約が多いと、やろうと思っても集中できません。
他のものはいったんやめて、本当にやるべきことに集中するのです。

2.誘惑を断ち切ること

2つ目は誘惑を断ち切ることです。
生活が便利になったおかげで、現代は誘惑にあふれています。
本来、生活に必要のないと思えるものが人々を依存症に陥れています。
有効に利用すれば便利なツールでも、人々に悪影響与える場合が多々あります。
代表的なものをあげると、次のものです。

  • テレビを見る時間を減らす
  • スマホ時間を減らす
  • SNSやメールを減らす

これらは人の時間を簡単に奪っていきます。
意識的にツールの使い方をコントロールしなくてはなりません。

3.日常の無駄を排除すること

3つ目は日常の無駄をなくして時間を確保することです。
毎日何気なく時間を奪っているルーティーン項目を見直して、やりたいことに費やす時間を確保するのです。
この方法が時間を確保するための、もっともの健全な方法です。
さらに、長期的な積み重ねを考えると、利用できる時間は格段に増えます。

  • 引っ越して通勤時間を減らす
  • 残業時間を減らす
  • 不要な人付き合いをなくす

4.強い意思をもつこと

4つ目は強い意思です。自分が強く望めば、たいていのことは成し遂げることができます。
成功者の秘訣はマインドだと言われます。何が何でもやり遂げるという強い意思が、大きな行動力を引き起こしてくれます。

5.習慣化してしまうこと

5つ目は習慣化してしまうことです。
最初のうちは行動を起こそうとしても大きな抵抗があります。
要領を理解していないことが原因でうまくいかないものです。慣れてくるにつれ、この抵抗は少なくなっていきます。
さらに抵抗を減らすためには、完全に習慣化して体に覚えさせるのです。

これらのコツをうまく利用しながら、自分の行動をコントロールすることができれば、その先に自分の成長を実感できるようになります。

事例紹介と継続のコツ

いくつか私の具体例を紹介します。
個人的に利用しているコツはいくつかあるのですが、取り組む案件によって最適なコツを選んでいます。

1つ目はジョギングです。 出かけることが面倒に思えたりすることもあります。そういう場合は、いったん自宅の外に出るようにしています。ひとたび外に出れば、ジョギングせざるをえない状況になります。運動することで、気分がリフレッシュするるだけでなく、体に免疫ができて風邪などはほとんどかからない健康体になっています。

2つ目は本の執筆です。最初はできないと思っていましたが、自分にプレッシャをかけたことで、ネタを考える時間が意識的に増えました。終わってみれば10冊以上出版できました。それがさらに自分の自信になり、書こうと思えばいくらでも書けると思えるようになりました。


習慣や外部環境を利用して、自分をコントロールすることができれば継続ができるようになります。意志が弱くても、やらざるを得ない環境を自分で演出すれば意外とできるようになります。職場環境が、まさにそうではないですか?上司や職場の雰囲気によって、自分が仕事を処理しなくてはならない状況ができています。

「継続は力なり」という表現がありますが、まさにその通りだと思います。
短期的にはしんどい思いをするかもしれませんが、長期的に見て大きな効果をもたらしてくれます。


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