200513 最近サイトに追加した機能の紹介

今回は「最近サイトに追加した機能」を紹介します。 このサイトでは生産技術の仕事に役立つ情報や人生に対する考え方を紹介していますが、最近少し違ったアプローチを始めています。気づいた方もいるかもしれませんが、「アプリ」というタブを追加しています。今回はこの導入経緯と目的を紹介します。

導入目的

まず導入目的です。 これまで文字情報を発信してきたおかげで、情報量はそれなりに溜まりました。サイト訪問者も増えたことから、徐々に誰かの役に立ち始めています。

一方で、文字情報だけでは伝わりにくい内容があることも事実です。一部の記事内では「PLCが大切」、「仕事の生産性を上げる」、「行動すべき」など記載していますが、具体的な方法や手段の提供がなく、人によっては読んで終わりになっていると思います。 もう少し何か役に立つことがないかな・・・と考えてみました。

「写真」、「映像」、「体験」など相手に意図を伝える方法は文字情報だけに限りません。そこで少し背伸びして、ちょっとした機能を待たせてみました。情報では伝えきれない体験を提供することを目的にして、以下のようなサービスを作りました。

CSV計算

1つ目はcsvファイルの自動処理です。
利用する人は少ないかもしれませんが、以前自分が苦労した経験があるので作成しました。どういう機能かというと、大量のcsvファイルを1行ずつ書き出して1つのファイルにまとめて出力してくれるというものです。csvファイルの処理で不毛な時間を費やしている人を対象としています。

私は仕事上でデータまとめをする機会があったのですが、自動システムの準備が間に合わないときは、このcsvファイルのデータまとめを手作業でやったことがあります。不毛な作業だなと思いながら当時はやっていました。そんな経験から当時の自分に向けて作ったサービスです。

画像ファイル圧縮

2つ目は画像ファイルの圧縮です。
最近のカメラは高画質になっているため、1枚の画像ファイルが2~3MBもあります。職場で撮った写真をそのままメールで送ったり、文書に張り付けると容量が大きくなるので圧縮しないといけません。毎回この圧縮作業を手作業でするのも時間の無駄です。 そんな状況を想定して、自動で数枚まとめて圧縮できるプログラムを作りました。ちょっとしたことですが、こういう小さな積み重ねが仕事の効率を少しずつ向上してくれます。

シリンダの出力計算

3つ目はシリンダの出力計算です。
これは完全にエンジニア向けの内容になります。「生産技術の教科書Ⅱ」という書籍で紹介している内容になりますが、シリンダの出力計算ができないエンジニアが大勢います。
書籍では計算式を紹介していますが、毎回計算式を参照して計算するのも時間がかかります。エクセルなどフォーマットを準備すればよいのですが、使用頻度が少ないためファイル自体を紛失すると、また最初から計算することになります。 そこで、面倒な場面の最終手段として自動計算機能を準備しました。 これもエンジニアの方の業務効率改善を意図したものです。

初心者向けPLCの学習機能

4つ目はPLCの学習機能です。
これも完全に生産技術者向けの内容になります。PLCは自分でやらないとできるようにはならないのですが、入り口のハードルが高いという問題があります。必要と感じていても、時間に余裕がないと学習しようとは思いません。 そこで、そういった入り口のハードルをすべて取り払ってしまったのがこの学習機能です。 ほんの少しだけですが、PLCの概要と仕組みについて時間をかけないで学べるサイトにしています。

画像処理(エッジ検出)のモデル

カメラによる画像判定の仕組みを紹介した記事で、エッジ検出の原理を説明しました。やっていることは隣り合うピクセル要素の比較です。そこで、隣接するピクセルの差を強調して再描画するプログラムを作っています。どんな処理をしているか実感できると思います。


現時点ではこの5つですが、今後も思いついた内容があれば対応可能な範囲で機能を追加していきたいと考えています。

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