191231 仕事も人生もやることは同じ(課題の解決)

今回は「仕事も人生もやることは同じ」テーマで話をします。
さっそく結論ですが、仕事においても人生においても、やらなければならないことは「課題の解決」だと思うのです。

【目次】

  1. 仕事の定義とは
  2. 人生における課題解決
    • 自分のやりたいことをできている人の場合
    • 自分のやりたいことをできていない人の場合
    • 自分のやりたいことが見つかっていない人の場合
  3. 仕事と人生の兼ね合い
  4. 他人の課題を解決する人達

仕事の定義とは

まず仕事の定義が何かということかラ考えてみます。これは各人が定義してもらえばよいのですが、一例を挙げると次のようなものです。

  • 労働
  • 金を稼ぐ手段
  • 夢の実現
  • 自分の成長
  • 社会的つながり


私は製造業界でエンジニアをしていた兼ね合いで、私にとっての仕事は「課題の解決」でした。目の前の課題を解決していくことが私の仕事でした。この課題解決の対象が組織マネージメントやプロジェクトマネージメントになったこともあります。いくつか事例を上げます。

技術的な案件で挙げると、生産稼働率改善、難しい技術課題の対応、品質問題の対応など。
組織的な案件で挙げると、部下の育成、社員の離職率の改善、職場環境の改善など。
プロジェクト案件で挙げると、各案件の進捗管理、資予算の管理、顧客対応・他部署の対応など


いずれも何かしらの「未解決課題」があって、それを解決していくわけです。
当時の私はエンジニアという立場で、技術課題から逃げるようなことはできませんでした。
「できない」ということは自分の存在意義がないことを認めるようなものだったからです。

他の業界に目を向けても仕事の本質は同じで、ほとんど仕事はこの側面をもっています。
例)タクシーの仕事 → 移動手段を必要としている人の課題解決
例)コンビニの仕事 → 商品を必要としている人の課題解決
※もしかしたら仕事が細分化されていて普段の生活では感じないかもしれませんが。

人生における課題解決

同じように人生の定義とは何かということを考えます。
夢を実現する、家族を養う、社会に貢献する、など各人が定義すればよいと思います。私の考えでは「課題の解決」です。誰でも目的をもって人生を過ごしていて、その目的を達成するために毎日を過ごしているはずです。一般的な事例で考えてみます。

自分のやりたいことをできている人の場合

簡単にいえば成功者です。大きな成功を収めて自分の人生を自分でコントロールできる人達です。彼らは自分のやりたいことを成し遂げるために、目の前のたくさんの「課題」を解決していきました。その結果、彼らは現在の生活を送ることができています。そして、次に取り組むべき課題を見つけているはずです。

自分のやりたいことをできていない人の場合

世の中の大半の人がこちらのグループに所属していると思います。そして、現実的な話をすると、彼らのやりたいことを阻害している要因は金銭的なものです。生活のために働かなくてはならないので、自分のやりたいことを我慢して働いているのです。要するに、彼らの課題は「経済的自由」です。

自分のやりたいことが見つかっていない人の場合

やりたいことが見つかっていない人もいるかもしれません。彼らは、やりたいことを探すという課題をもっています。 見つかるかどうかはわかりませんが、なんとなく始めたことを好きになることもあれば、なかなかやりたいことに出会えない場合もあります。


こう考えると人生とは「課題の解決」のように思えます。たくさんの課題を乗り越えながら人は人生を過ごしていくのです。課題は1つではない場合がほとんどです。課題の難易度によっては、人生をかけても1つの課題も解決できないこともあるかもしれません。それでも人生は続いていきます。

仕事と人生の兼ね合い

以上の考えから、人生も仕事も本質的には 「課題の解決」だと思うのです。
人生という大きな枠組み中の一部が仕事であって、人生の課題を解決するための手段が普段の会社での仕事になっています。その仕事生活の中で会社が抱える課題に取り組んでいるのです。

こんなイメージです。


この問題解決能力がある人は、仕事においても人生においても成功を収めやすい傾向があります。
どちらのケースも課題解決の手段はたくさんあります。解決できるかどうかは本人のマインド次第です。

もし仕事の悩みがあるのであれば、人生の課題を解決することです。これですべてが解決します。
仕事の課題であれば誰か答えを教えてくれる人がいるかもしれません。 ところが、人生の課題については代わりに解決してくれる人は誰もいません。 本人が解決するしかないのです。

他人の課題を解決する人達

この課題をどう設定するかは、本人次第です。
自分の人生や仕事生活に課題を設定する人もいれば、社会問題や他人の課題解決を自分の課題に設定する人もいます。世の中の貧困をなくそうと考えて活動する人もいれば、事業を通して途上国の発展に取り組む人もいます。 個人レベルでは大規模な活動は困難かもしれませんが、組織に所属して事業として取り組んでいる人達もいます。
彼らにとっては、こういったイメージです。

自分の人生よりもはるかに大きな枠組みの課題解決のための活動に取り組んでいるのです。
素晴らしいことだと思いませんか?
こうした考えを持てる人物になりたいものです。

日本の職場環境を見ていると、ほんの一部の人がアクティブに仕事をしていて、その他大半は「やらされている感」を出しながらいやいや仕事をしている印象です。短期的には耐えないといけない場面もあります。ところが、やりたくもないことを何年も我慢しながら生きていくのは本人にとってもよい状況とは言えません。
周りに同調して、「我慢することが当たり前」と思っているかもしれませんが、自分の人生を決めるのは自分です。 自分が課題に挑戦する勇気と課題に取り組む行動力があれば、状況を変えることは可能です。



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