191223 金を稼ぐことが人生の目的ではない
今回は「金を稼ぐことが人生の目的ではない」というテーマで話をします。
きれいごとを述べるつもりはありませんが、普段の生活でなんとなく毎日を過ごしている人が私の周りには大勢いるので、あえてこのテーマを取り上げてみました。
「あなたにとって人生の目的は何ですか?」という質問にあなたならどう答えますか?
【目次】
- 人生の目的を考える
- 人生を真剣に生きていない人たち
- 金を稼ぐ行為はただの生活手段
- 金銭的余裕ができてもその生活を抜け出せない人たち
- 生活に余裕がない人ほどお金を浪費している
- 人生の目的とは充実した日々を過ごすこと
- 年齢的な制約
- 幸せな人生の過ごし方を真剣に考える
- 物事をポジティブに考える
1.人生の目的を考える
人生の目的は、各人が自分に当てはまる答えを探してもらえばよいと思います。
他人が決めることではありませんが、話を少し一般的にするためにいくつか典型的な事例を取り上げてみます。
例)何かを成し遂げる
例)社会に貢献する
例)歴史に名を残す
例)やりたいことをして過ごす
例)ただ生きる
例)金持ちになる
私の場合は最初の2つです。何か新しいことに挑戦したいと思って生きてきました。
過去を振り返っても何度か挑戦を繰り返してきました。
回数はそれほど多くはないですが、中長期の目標をもって人生を過ごしてきたつもりです。人生の目的といえるほど立派なものを持っていたわけではありませんが、中長期的な目標をもって生きてきました。おかげで、それなりに充実した人生を過ごせたと実感しています。
時には勇気のいる決断と行動もありました。会社を辞めたこともあります。
良く言えば、新しいことに挑戦してきました。
悪く言えば、飽きっぽくて長続きしないと言われるかもしれません。
ただ、少なくとも自分で考えて自分にとって最適と思える判断を下してきたつもりです。
人生を真剣に生きていない人たち
一方で世間の大勢の人が何かを我慢しながら毎日を過ごしているように見えるのです。お金の心配や将来の心配をしながら、やりたくない仕事を続けているように見えます。選択できる自由を持ちながら、その権利を行使できていません。自分で決断しないで、会社や周りの状況に身を任せています。
日本人の生活水準は諸外国に比べると高い方ですが、日本人の幸福感は諸外国に比べて低いのです。
本当にそれでいいのでしょうか。
なんというか、自分の人生を真剣に生きていない気がするのです。
自分に言い訳を探しながら消去法で人生の選択をしてきて、残りの人生も同じように生きていいのでしょうか?
長生きするつもりが、事故や災害に巻き込まれてしまうかもしれません。
あと数年しか生きられないとすれば、消去法的な行動はしないと思うのです。
2.金を稼ぐ行為はただの生活手段
金を稼ぐために仕事をしている人が9割以上で、やりたいことを仕事にしている人が1割未満くらいの比率になっていると思います。大半の人にとって、仕事は金銭を得るための手段であって、仕方なくやっている行為のようです。
「対価を払ってくれるのだから嫌なことも我慢しよう」これがほとんどの人のマインドではないでしょうか?
本当にこれでいいのでしょうか?生活するうえでお金を稼ぐ行為は必要ですが、お金を稼ぐことが人生の目的ではないはずです。
金銭的余裕ができてもその生活を抜け出せない人たち
若年者の時は、金銭的余裕も経験もスキルもありません。
仕事に耐えながら自分の実力を高めていくしかないのは理解できます。
ところが、10年も20年も同じことを継続していて、金銭的に余裕ができてもやりたくもない仕事を継続している人たちの心境が私には理解しがたいのです。まさに消去法の人生の選択です。
その人達の人生の目標は何でしょうか?
金を稼ぐことが人生の目的ではないはずです。自分で何も決断しないで、すべての決断を会社に任せでいいのでしょうか?自分には挑戦できない、まわりのひとと同じことをやればいい、会社の指示に従えばいい、こんな消去法的な考えではないでしょうか?仮に同じ仕事を続けたとしても、これではポジティブなものは生まれないと思うのです。
生活に余裕がない人ほどお金を浪費している
理解しがたい状況ですが、金銭的な余裕がない人ほどお金を浪費する傾向があります。
例えば、車にお金をかけたり、交際費や娯楽にお金をかけたりします。
そういった生活を続けるとその余裕の少ない生活から一生抜け出せなくなってしまいます。あるいは会社が倒産したり、リストラされた途端に生活が立ち行かなくなります。一時的には欲求は満たされるかもしれませんが、長期的には豊かになれませんし、自由にもなれません。それどころか、リスクを抱えることになります。
仕事に不満を感じながらも、何のために仕事をしているのかという本質を理解できていないように思えます。残念ながら、こういう人に限って金を稼ぐことが仕事の目的なのです。
3.人生の目的とは充実した日々を過ごすこと
充実した人生を送るためには、今日からでも行動を起こして平凡な毎日を変えていかなくてはなりません。
人生を決める大きな要素が仕事です。もし現在の仕事に不満があるのであれば、何かを学ぶことから始めて、自分がやりたくない仕事から抜け出すための方法を考えるのです。
年齢的な制約
時間はたっぷりありますが、年齢的な制約があることも事実です。
金銭的な余裕ができた20代後半から40代中盤までが挑戦できるタイミングでしょうか?
40代後半を過ぎると再就職のハードルがかなり上がります。
ゼロではないですが、それなりの実力がなければ雇ってくれる会社はないでしょう。
あくまでも一般的な事例ですが。
幸せな人生の過ごし方を真剣に考える
何十年も続く人生です。やりたくないことをして過ごすには長すぎます。
また、時代の変化が激しいことも事実です。会社に忠誠を誓ったとしても、いつ会社からリストラされるかわかりません。会社自体がなくなる可能性もあります。お金や将来の心配も結構ですが、幸せな人生を送るにはどうするべきかを真剣に考え行動するべきではないでしょうか。
物事をポジティブに考える
どうしてもやりたいことが見つからない場合は、今の環境を楽しむ方法を考えましょう。
自分がどれだけ恵まれているかということを理解して、アクティブに現在の環境で生きるのです。嫌なことをやらされているという考えを捨て、自分の人生に真剣に向き合うのです。その方が、物事は好転していきます。嫌だと思っていたことでも、楽しめるようになります。
他人がとやかく言うことではないかもしれませんが、広い世界を見ると考え方も変わります。
できないと思っていたことでも、やってみると意外と簡単だったということもあります。
真剣に自分の人生と向き合えば、やりたいことを仕事にすることは可能です。
やりたいことをしていると、仕事とすら感じなくなります。
消去法で人生を生きるのはやめましょう。
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