191216 成功者の特徴と経済的自由(若くして資産を築くことが大切な理由)
今回はサラリーマンの悩み問題の続きで、資産形成について考えてみました。サラリーマンのお金に対する悩みの参考としてもらえばと考えています。お金に困っているサラリーマンの方には計画的に人生設計に取り入れてみてください。本人が何を望むかによりますが、優先順位をつければ本人の努力次第で人生を好転させていくことは可能です。
【目次】
- サラリーマンの現状紹介
- 世の中の成功者の事例紹介
- 成功者のモデルケース
- 若くして資産を築くことが必要な理由
- 成功した後の行動には注意が必要
- 成功した後の取るべき行動
- 経済的自由へ挑戦するための実行計画を考える
- 経済的自由に挑戦するうえでやってはいけないこと
- まとめ
サラリーマンの現状紹介
まず簡単にサラリーマンのモデルケースを紹介します。
以前私が勤めていた会社の同僚をモデルとします。
彼は20代で結婚して20代後半でマイホーム購入、子供2人という4人家族でした。
- マイホーム 約3000万円(ローン35年)
- 子供の教育費(子供1人:約2000万円と言われています)
一般サラリーマンの給与水準から考えると、マイホームを購入して子供を持つということは大きな挑戦のように見えます。サラリーマンを否定するわけではありませんが、人生設計において経済的自由という考えは大切であることは事実です。
当時の私は、激務をこなしていたこともあり、プライベートの生活もほとんどなく体力的にも精神的にもいつまで続くかわからない不安を持ちながら仕事をしていました。その会社にいつまでいるかわからない状況で、会社の近くに家を買って大きな負債を背負うことなど想像できませんでした。
世の中の成功者の事例紹介
次に世の中の成功者を見ていきます。スポーツ選手、俳優、会社経営者などです。
彼らは5~10年で成功(経済的自由を獲得)を収めています。20年以上かけて成功したという人は少ない印象です。
ここで注目してもらいたいのが、成功して資産を築くのに何十年という時間をかける必要はないということです。
その代わり、彼らは何事にも優先して仕事に取り組んでいます。会社員のように勤務時間以外は働かないということはありません。プライベートの時は仕事を忘れてのんびり過ごすということもありません。時間労働という考えはないのです。
そんなことは自分にはできないと思う人がいるかもしれません。上位1%に入るのは大変ですが、上位10%くらいなら目指すことは十分可能です。メディアに取り上げられているような人は上位1%に入る人達で、その下に上位10%の隠れた成功者が大勢います。ここを目指せばよいのです。
成功者のモデルケース
こうした成功モデルは、情熱をもって自分の道を突き進んできた人たちです。20代~30代で1つの分野で成功し、大きな財産を作ります。こうすることで、彼らは経済的自由を獲得し、さらに活動に専念することができるようになります。
日本の古い考え方では大企業に就職することが成功モデルのように扱われていましたが、もはやこれは成功どころか、失敗になりつつあります。というのも、世間の大企業では40代以上の社員の人員整理の動きが進んでいます。就職することを目的として、定年までのんびり過ごすという考えはもはや通用しません。
(※大企業自体が悪いわけではありませんし、大企業に就職しても成功している人も大勢います)
それならば、ある程度金銭的余裕ができた時点で5~10年ほどの期間をかけて成功モデルに挑戦する方がトータルで考えた時に有益なように思えます。さらにいえば、経済的な理由だけでなく精神衛生上においても、やりたいことに挑戦するほうが豊かな人生になります。
若くして資産を築くことが必要な理由
若いうちに挑戦することには、次のようなメリットがあります。
- 選択肢が増える
- 年を取ると精神的、体力的に活動的になれない
- 成功体験で人生が楽になる
- 失敗しても取り返しがつく
経済的自由を手にすれば、他のものは後でどうにでもなります。
家族との時間を過ごしたい、子供が欲しい、家が欲しい、時間が欲しい、新しいことに挑戦したい、これらは経済的自由を獲得したあとに楽しめばよいのです。
苦労経験や成功といった経験資産
経済的自由のほかに、経験資産も得られます。自分の過去の実績や苦労が自身となり、将来の困難に立ち向かう勇気と耐性を与えてくれます。大きなことを達成したことで、普通の人が感じる困難を困難と思わなくなります。
成功した後の行動には注意が必要
一方で世の中の事例を見ていると、成功した後に信じられないような行動をする人がいます。
莫大な資産を持っていたのに破産したり、犯罪を犯して刑務所に収監されたりといった事例です。
一般人の感覚からすれば信じられないような出来事ですが、成功を収めるとどうも感覚鈍ってしまうこともあるようです。自分は何か特別な力を手にしているという錯覚に陥っていしまうのだと思います。
資産があることが立派なのではなく、過去の思い出の1つとして扱うべきですが、立派な過去を持ってしまうと現在の景色がひずんで見えてしまうようです。せっかくの成功を台無しにしてしまうようなことは避けるべきです。
成功した後の取るべき行動
ひとたび成功を収めてしまうと、その栄光をいつまでも味わっていたいと考える人は大勢います。経済的な自由を獲得してしまえば、働く必要はなくなります。とはいえ、大切なのは過去ではなく現在です。
経済的自由は大きな特権になりますが、残りの人生をダラダラ過ごすのも理想の人生とは思えません。
せっかくの自由を手にしたのであれば、自分がどんなことをやりたいのかを真剣に考えて行動するべきです。
経済的自由へ挑戦するための実行計画を考える
それではどんな風に計画すればよいのでしょうか?
20代で経験と資金を準備して、余裕ができた30代で何かに挑戦する。
これなら失敗してもまだやり直すことができます。逆に40歳を過ぎると徐々に周りの視線や過去の実績が邪魔して、新しいことに挑戦できないマインドになっていきます。大学生時代に起業して大成功している人もいますが、社会経験もない学生で成功する可能性は極めて低いため、あまり現実的ではないと考えています。以上の理由で、20代後半から30代が最も適したタイミングではないかと考えています。
挑戦するには資金と経験と強い意思が必要になります。すべてをささげる覚悟ができれば、その時が挑戦するタイミングです。
経済的自由に挑戦するうえでやってはいけないこと
- マイホーム購入
- 家庭を持つ
上述した通り、家を買って家庭を持つと挑戦することをあきらめなくてはなりません。家のローンと家族の扶養のためにリスクを冒せないからです。最初に経済的成功を収めようと思うのであれば、成功を収めるまでマイホームや家庭を我慢することです。
これは人の考え方次第ですので、その人が何を望むか次第です。家庭を優先したいのであれば、会社員を続けるべきで会社員であることに不満を持つべきではありません。自分の決断には責任を持ちましょう。
まとめ
若くして経済的自由を獲得することが大切な理由を述べました。お金に困っているサラリーマンの方には計画的に人生設計に取り入れてみてください。本人が何を望むかによりますが、優先順位をつければ本人の努力次第で人生を好転させていくことは可能です。
※参考記事)幸せに生きていくためには退屈なこと避けるべき
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