200503 人は暇を持て余すと不安になるが、暇とは将来への投資である

今回は「人は暇を持て余すと不安になるが、暇とは将来への投資である」というテーマで話をします。 忙しく過ごしている人や何気なく毎日を過ごしている人は参考にしてみてください。

【目次】

  1. 職場に不満を持つ人が暇でストレスを感じるという皮肉
    • 暇が不安とストレスになる理由
    • 他にやりたいことがないという残酷な事実
  2. 暇を感じないための解決策
  3. 暇を楽しむべき理由と定期的に暇を作るべき理由

職場に不満を持つ人が暇でストレスを感じるという皮肉

過去にも何度か取り上げていますが、大半の日本のサラリーマンは仕事意欲がありません。
仕事や職場が嫌だと感じながら毎日過ごしている人が多いにもかかわらず、仕事や職場から一時的に解放されると、今度は新しいストレスを感じるようです。今まで嫌だと思っていた状況から解放されたにもかかわらず、何とも皮肉な話です。
今回はその理由を考えてみました。


暇が不安とストレスになる理由

自由な状態でストレスを感じる人は、何もやりたいことがないのだと思います。
自分の中で明確な意思がないので、自由を与えられると何をしていいのかわからないのです。 何もしていないことに不安に感じ、こう思います。「時間を無駄にしているのではないか。何もすることがないのなら、仕事でもしていれば少なくともお金がもらえるので時間を有効活用できる。」こんな考えで、自分での時間を有効活用する決断ができていないのです。

最初は何かやりたいことがあったかもしれません。ところが、同じ生活を長年続けるうちに考えも変わり、当時の熱量を取り戻すことができないこともあります。完全な習慣病です。
こう考えると、自分が今やっていることが正しいことなのかどうかというのは重要な要因に思えます。過去の自分から未来の自分にうまくバトンを渡せるような活動に専念できていないのであれば、あとになって時間の無駄だったと気づくはずです。

他にやりたいことがないという残酷な事実

時間に追われて過ごしている人やなんとなく毎日を過ごしている人は、自分のやりたいことを楽しめていないのだと思います。そのせいで自由が与えられたときに自由を持て余してしまうのです。毎日の決まったサイクルに身をゆだねることで、不安を感じないでその日暮らしができます。 短期的にはこの考え方でもよいと思います。

期間が積み重なって、膨大な年月になってくると、もはやその活動が生活の一部になっています。睡眠や食事と同じ感覚です。嫌だと思っていた仕事が、実は睡眠や食事と同じような必要不可欠なサイクルだったのです。もちろん、客観的に見ればこれはただの錯覚です。何かをして時間を過ごせば、他のことを考えなくても時間をつぶせるからです。
自分の時間をささげられるほど熱中できることがない人の場合は、その錯覚が心のよりどころになるようです。
※これは消去法で仕事をしている人の行動です。

暇を感じないための解決策

短期的な解決策は環境の変化を定期的に経験することです。
社内異動やプライベートの出来事(結婚・離婚や育児など)を定期的に経験して変化に慣れていれば、耐性が付きます。人事異動などは仕事内容が大きく変わり、異動前後で時間を持て余すはずです。 あるいは、長期連休に思い切って1人旅に出るなど、普段の生活を大きく抜け出すと同じような体験ができます。こういった変化が普段の生活に対する客観的視点を与えてくれます。今回のコロナの影響も、結果的には普段の生活を客観視できる出来事になっています。

長期的な解決策はやりたいことを真剣に考えることです。
なんとなく毎日を過ごすのではなく、長期的な計画をもって毎日を過ごす。何事も短期的にはうまくいきません。長期にわたる小さな積み重ねや試行錯誤の結果が大きな成果につながります。小さな種をまいておけば、1年後や2年後に大きな幹に育つ可能性が見えてきます。

暇を楽しむべき理由と定期的に暇を作るべき理由

ビジネスの世界では暇は「悪」と考えられていますが、考え方によっては新しいことへ取り組める絶好の機会です。ゆっくり時間を取って自分の考えを整理できます。視線が普段と変わるため、普段気付かない発見をすることもあります。 暇な時間を利用して、ダラダラ過ごすとか、遊んで過ごすのも疲れを癒すためのよい方法です。心身が回復した後は、戦略的に暇な時間を使ってみると、人生が充実するようになります。

ビジネスの話に戻すと、この「暇」というのは新しいステージに挑戦するためには必ず必要な考えになります。常に自分が関与しないといけない仕事をしていると、いつまでたってもその仕事から抜け出ることができません。
なんとかして「暇」を作り出さなくてはならないのです。例えば、作業を効率化してできた空き時間を増やしたり、後任を育成して自分がその仕事をしなくても良い環境を作るなどです。余裕ができて生まれた「暇」を利用して長期的な戦略を検討したり、新しいことを学んでスキルアップしたりするのです。会社や個人が成長する方法は、これしかないと考えています。
突然の幸運が訪れるようなことなどありませんし、種をまいていないところに木が生えることもありません。暇だからといって不安やストレスを感じる必要はないのです。暇な時間をうまく利用して、自分の活動を見直す機会ととらえればよいのです。


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